初代ライダーが少し面白くなる記事
トンでもねぇぞサイクロン号
サイクロン号とは初代ライダーが駆るオートバイである。今回はそのトンでもない設定と裏話をご紹介します。
サイクロン号って何?
サイクロン号とはーーー
- 仮面ライダー1号と2号が駆るバイク
- 初代ライダーでは旧・改造・新がある。
- リメイク映画でも登場する。
正に仮面ライダーの愛車といっても過言ではありません。
その愛車たる故に常軌を逸した性能が持たされているのです。
トンでもない設定
- 時速660KMで走れる。
随分な速度で、東北新幹線の最高時速320KMになります。サイクロン号はその気になれば新幹線の倍近い速度で走れるオートバイとなります。
- 壁を登れる。
サイクロン号のタイヤの表面は粘性の高いゴムになっていて、壁面に粘着することによって壁面を昇る事ができるのです。
- 空を飛ぶ
新サイクロン号は時速100KM以上で走行するとカウルから安定翼を展開してジャンプすることによりハングライダーのように空を滑空することができます。
- 原子炉を積んでいる。
サイクロン号のエンジンはガソリンではなく原子力と設定されています。
使われる核物質はプルトニウムで、核爆発をエネルギーに還元してホイールを駆動させています。
トンでもない裏話
- サイクロン号のマフラーは水道管
最初に登場した旧サイクロン号は車体後部の三対のマフラーが特徴的ですが、このマフラーは下の一対が本物のマフラーで、残りの二対は水道管を切り出して作られたダミーなのです。
その為、車体後部が重たくなり旧サイクロン号は前輪が浮きやすい状態であったと言われています。
後年のバラエティ番組で本郷猛を演じた藤岡氏は旧サイクロン号について、ウィリーしやすい車体であったという旨を語られています。
- 旧サイクロン号は走れなかった。
旧サイクロン号はバイクの見た目を改造する際にベースの車体に適合しないカスタムパーツやオリジナルのパーツを製作して取り付けた為に見た目の良さに反してアンバランスな車体となりました。
その最たるエピソードが最初の試作ではカウルの重量でフロントフォークが下がり、タイヤとカウルが接触して走行不能に陥るというものでした。
走行自体がおぼつかない旧サイクロン号はアクションシーンではカウルを取り外す等の対策が練られながら撮影が行われました。
- 偽物であり本物
仮面ライダーの偽物であるショッカーライダーが駆るニセサイクロン、実は名実共に本物のサイクロンでもあります。
ニセサイクロンは登場シーンの後にリペイントされて新サイクロンのカラーに改められて2号の搭乗する新サイクロンへと生まれ変わったのです。
最後に
いかがだったでしょうか、昨今ではガソリンの高騰や撮影許可の厳格化によってバイクの活躍シーンが少ないですが、仮面ライダーの魅力の一つは土をけたてて駆け抜けるライダーマシンの存在であります。
旧サイクロンからの試行錯誤の連続もこれから続くでしょう。更なるライダーマシンの活躍に期待大です!